リフォームの中で最も要望が多く出され、強くこだわるのがキッチンです。最近のキッチンリフォームは、独立したキッチンで主婦が働く場所というイメージはなくなり、むしろ家族で一緒に料理を楽しむ場所、リビングの延長線上にあって生活を楽しむ場所としての機能が求められています。
キッチンを中心に進化するLDK
狭いマンションにおいて快適な暮らしを支えてきたリビング・ダイニング・キッチン(LDK)という間取りは、いまやスタンダードなスタイルとして多くの家庭で支持されるようになっています。一戸建ての家でのリフォームでも、ダイニングとキッチンが分かれていた部屋を一緒にして、広く使いたいという要望が増えています。キッチンを日当たりの悪い部屋の隅や壁際に配置するという考えは、もう過去のものです。ライフスタイルの変化とともに自宅での時間の使い方に主眼が置かれ、居心地の良い空間としてのLDKが見直されているのです。家族が集って、キッチンやダイニングを中心に楽しい時間を共有するという新たなライフスタイルが生まれ、キッチンメーカーもさまざまなプランを提供しています。LDKという間取りだからこそ、それぞれの家族に合わせた自由なデザインが可能になったのです。
子育て中の家庭であれば、いつも子どもの顔が見えるような対面式のカウンターキッチンがお勧めだし、夫婦で働いている場合は、汚れにくく収納が便利でスッキリ片づけられる機能的なキッチン。パンやケーキ作りが趣味の料理好きなら、調理台が広く、大容量の収納場所も必要とされますね。そうしたキッチンをLDKの中にどう配置するか、リフォームの腕の見せ所といえます。
古く狭いマンションでも、LDKの発想で居心地のよいお洒落なキッチンに替えることができます。美味しいものを生み出す場所だから、笑顔が自然とあふれ会話が弾みます。夢や理想だった暮らしが、リフォームなら意外と簡単に手に入れられるかも知れません。私たちがそのお手伝いをさせていただきます。